「伝説の新人」を読みました。
はじめに
「伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い」という本を読みました。
伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い
- 作者: 紫垣樹郎,小宮謙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いわゆる自己啓発本で殆ど読んだことがないのですが、結論から言うと読んで良かったと思います。 なぜそう思ったかなどを、後で思い出せるように書き記しておきます。
概要
20代、特に新人である内にどういう「習慣」、具体的には行動習慣と思考習慣を身に付けるべきかが多く語られています。 そして、その「習慣」を身につけるにはスタートダッシュがいかに大事かも書かれています。
内容
いくつか読書の際に何が大事かメモしたことを、ここに残します。
- チャンスのときには期待値を上回ることが大事。
- チャンスはチャンスの顔をして現れない。
- 小さなことでも、自分に対してプラスに働く出来事であれば、それはチャンスである。
- 101%の法則、期待値をしっかりイメージし1%でも上回ることを意識する。
- チャンスはチャンスをものにした人に集中する。
- 当事者意識が大事。
- 人は対象の出来事が自分に関係ある問題だと認識したとき、当事者意識が芽生える。
- 当事者意識を持っていれば、やるべきこと、やりたいことが増える。
- 「で、お前はどうしたいんだ?」の答えを考える。
- 目標設定が大事。
- 達成するために設定するのではなく、
自分の中に眠っている力を引き出すために目標設定する。 - 公言すると、その目標達成に力を貸してくれる人が増える。
- 達成するために設定するのではなく、
- 仕事の切れ目以外で息継ぎをしないことが大事。
- 人は1時間で56%を忘れる。
- 会議のあとの20分は予め確保しておき、
そこで出たことについてのまとめや、次回について考える。
- 解釈の仕方が大事。
- 出来事や事実そのもの自体には意味がなく、
それをどう次に繋がる意味付けし、行動のエネルギーにする。 - 失敗は、こうしたらうまく行かないということの発見である。
- 抽象のハシゴ
- 物事に対する抽象度を上げ、社会に対する価値を理解する。
何のためにしているのかを具体的にする。
- 出来事や事実そのもの自体には意味がなく、
- 人間関係が大事。
- 相手が喜ぶかどうかを基準にして、すべての行動を見直す。
- 「○○の時に○○してもらったら嬉しかった」を行動としてリスト化し、意識する。
- 伝え方が大事。
- 伝えたいことが伝わらなければ成果は生まれない。
- 伝えようと思うのではなく、伝わるかどうかを考える。
- 受け手が主役であり、受け手がその内容を理解することによって初めて達成される。
- スキルを教わる、盗むことが大事。
- 新人の時期は、教えてもらえることは全て教わってしまうことが重要。
- 守破離、20代は徹底的に教えを忠実に守ること、基本の作法礼法技法を身につける。
- 徹底的に真似ることで、違いを明らかにする。
- 読書習慣が大事。
- 読書をすることによって知識が増えたり、考え方の軸ができる。
- 時間がないから読書ができないのではなく、読書をしないから時間がない。
- 読んだ本はアウトプットし、内容が伝わることを意識する。
- 相手にうまく伝えられていないということは、
その本で得ていたものが自分のものにはなっていないということ。
なぜ読んで良かったと思ったか
今まで曖昧に考えていたことの軸ができた部分が大きいです。
「◯◯が大事」と書いていることは、大体の人が「そりゃ大事だろ」みたいに感じると思います。
ただ、「◯◯が大事」であることの内容を思考習慣として身に付けることで、
より角度の高い成長をすることができるのかなと、自分の中で納得しています。
また、「スタートダッシュ」の重要さについては、
下記のように「チャンスのスパイラル」を起こすためです。
- 新人は少しでも評判になっている方により重要な仕事が来る。
- その重要な仕事に対して、いかに期待値をコントロールして101%を継続することができるか。
- そしてチャンスをつかんだ新人には、さらにチャンスが回ってくる。
他にも、
- 物事を伝える際、受け手が主役であり、受け手がその内容を理解することによって初めて達成される。
勉強会では特にこれが重要で、他に施策についても同様のことかと思いました。 受け手が受け取れないということは、ただ一方的にボールを投げているだけなので、全く意味のないことだなと。
- 仕事の依頼者は、無意識的に仕事の重要度と難易度を考え、どのレベルの人に頼めばいいか考える。 そして思いついた人の過去の実績を思い返し、期待に答えられるか判断する。
過去の自分の行動を思い返しても、確かにそう無意識的に行動していました。
人が無意識的に行動している軸をを認識すれば、それに対してどう行動すれば良いかも考えることができるなと。
このように自分の中で色々な納得感を得られた本でした。
この本の最後に「読んだ本はアウトプットし、内容が伝わることを意識する。」
と書いていなければ、ここに書いていなかったと思います。
初めは愚直に受け止めて、やれることをやっていこうと思います。
できるだけ多くの人が、この記事を読んでボールを受け取れたらいいなあ。